グループカウンセリング(今思い出しても、あの受講していた内容はカウンセリングではなかったので、グループワークの方がふさわしいかなと思っています。)では、弁証法的行動療法(略:DBT)を参考にした内容で行われていました。この行動療法はアメリカで開発されたものであるため、所々が日本や日本人に対して行うのに不適応なところがあるためと思いますが、私はグループワークを受講申し込み決めたと同時に、下記の書籍を購入しました。
星和書店 『弁証法的行動療法 実践トレーニングブック 自分の感情とよりうまくつきあってゆくために』
(著) Mattew McKay, Ph.D.、Jeffrey C. Wood, Psy.D.、 Jeffrey Brantley, M.D.
(訳) 遊佐安一郎、荒井まゆみ
この本のはじめに訳者によって、どう言った方にこの本を準備されたかと書かれている中、繰り返されている表現があります。要約すると「感情が強すぎてしまうがための行動をとってしまい、その後にまた以前にも増して耐えられない感情に圧倒されてしまう」と言う状態についてです。
それについて改めて自分自身を振り返ってみると、確かに抑えきれない、耐えらない感情を、何かしらの行動としてアウトプットしたとします。そうすると、雪だるま計算ではないですが、その行動がために、最初の耐えられなかった感情以上のネガティブな感情を結局自分自身が持ってしまうと言う癖(パターン)があると思います。
そうなると、そもそもなぜそうなったのか最初のトリガーすらをも思い出せなかったりします。
感情があまりにも強すぎて、認知の部分までもすり替えてしまったりします。
その雪だるまが転がるのを止めるため、もしくは転がる速度を少しでも緩めるために、DBTと言うものが生み出されたのだと思います。
DBTの特徴を下記にあげます。
●24周を1セット
●プログラムの概要
1ー感情調節スキル
2ー対人関係スキル
3ー苦悩耐性スキル
4ーマインドフルネススキル
私が参加していたグループワークでは、私自身の参加は上記の2-c.である苦悩耐性から参加しました。ただし、4つのスキルの中で、私自身が個人的に非常に役立ったスキルは、マインドフルネスでした。その効果がこのプログラムの生まれ故郷アメリカでもその開発段階ですでに効果があったと見られて、マインドフルネススキルは、毎回のグループワーク開始時に数分時間をとって取り組むようになっています。そのため、感情調節スキル、対人関係スキル、苦悩耐性スキルのそれぞれを8回行い、マインドフルネススキルは毎回開始時に行って8回を3コース分行う、24週を1セットとしています。
本当は24週を2セットで、48週のおよそ1年かけて学ぶのが良いそうです。
ただ、私はこの1回¥5400を毎週参加したとして、¥21600に加えて、個人カウンセリングを50ふんを月にいちど、¥10800を支払うのが厳しかったのに加え、半年と少しほど経過して、随分改善を自分でも感じることができたので、2セットの受講がかなわなかったのですが、可能なら24周1セットをもう1セット受講する方が確実に自分一人だけで頑張る必要がなく、プラス確実に成果がでて改善が見られると思います。 トレーニングブックを一人で行うというよりも、グループワークに参加しながら補助的に自分でも使うというのが私には非常にあっていました。