ある1冊の本に出会い、その監訳に当たられていた方の情報が巻末に書かれていたので、その方の勤務されている機関をインターネットでまた調べた。(なんど私はGoogleに助けられのか。インターネットがない時代にわたしの境界性人格障害が発症していたら、わたしは8年経過した今でも苦しんでいただろう。いや、もしかしたらこの世にいなかったかもしれない。感謝の限りである。)
その機関で感情調節に悩んでいる方を対象にしたグループセラピーなるものがあるとインターネットに書かれていた。私の運の強さがここでも発揮されたのだが、そのワークセラピーがそれまでは平日の日中にしか行われていなかったのが、ちょうど数週間後から土曜日の午後からに変更になって開催されると書かれてあった。迷わずにすぐに問い合わせ先にメールをした。
そのグループワークとは、弁償法的行動療法を取り入れた治療法だったのだ。毎週土曜日午後3時から5時までの2時間、みっちりとおよそ8ヶ月ほと通っただろうか?私の症状回復の一番大きな柱になる取り組みであった。
私自身がこのグループワークに加えて、境界性人格障害であると気付いてから、いつも心にあったのは「絶対に治す」という思いでした。そしてこの思いこそが希望でした。自分が諦めない限り、絶対になんとかなると思い、ひたすら必死にこのグループワークでの作業や、関連書籍を読み漁りました。
そこに加えて、回復速度を早めたく先の1冊の書籍の監訳者の個人カウンセリングも始めることにしたのです。