カウンセラージプシー

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カウンセリング先もインターネットで調べて、病院よりも遠く離れた都会まで電車に乗ってを受講しに行く事にしました。1つ目のところでは、1度しか受講しませんでした。ただ一つこのカウンセリングで得たものは、私の子供時代は両親の喧嘩が絶えなかったことを伝えると、そのときのカウンセラーは「親の度重なる喧嘩は子供にとって虐待ですから」と言ったことだった。 

「そうか。自分はだから傷ついたまま生きているのか」と思えたものでした。もちろん、私の子供時代はそれだけでない様々なことがあったのですが、世にいう虐待はニュースになるものだけが虐待と思っていた(おそらく多くの方がそうであるとは思うが)のが、小さな子供にとっては、まして私には兄弟姉妹がいませんでしたので、おなじ家の中で聞こえてくる両親の喧嘩は、恐怖以外の何者でもなかったのは確かでしたから、このときのカウンセラーにより子供の自分をよく絶え抜いたと褒めてあげる大きな前進でした。 

その後に、また都心まで電車に揺られてとあるカウンセラーに会いに行っていました。その方は、両親だけでなく祖父母に関して詳細を質問してこられました。「彼らについて知っていることをそれぞれ教えてください」と言われ、彼女は大きなスケッチブックに家系図に加えて、私の父、母、そして彼らの父母について私が話すことを全て書き取っているようでした。 

そして私自身の子供時代の記憶を話し(このブログを書いてる今もそうなのですが、基本的に私は子供自体の記憶があまりありません。あってもネガティブなものばかりになります。)、またこのときの困っている内容は、主人との関係にありましたので、彼の生い立ちもある程度知ってるだけ教えて欲しいと言われました。 

この頃主人からは別居をすると言われていました。見捨てられ不安が強く出ていた頃なので、この別居を絶望的なものとして捉えていました。しかし、子供の前で暴力をふるった主人はこのままでは良くないと判断しての決断でした。頭のどこかではそれが理解できていたのかもしれませんが、私の不安の波は尋常ではなかったと思います。しかし、結果的にはこの主人の判断が功を成すので、彼の判断と勇気には感謝しかありません。 

先ほどの主人の生い立ちも聞いていたカウンセラーに話しを戻しますと、彼女とは途中からは都会までの移動が厳しいことを伝えるとSkypeでもカウンセリングを受けてくれるとのことなので、その後計15回ほど受けたあたりでしょうか、症状がよくなっている感じがなかったので、結局彼女とのカウンセリングは私自身の判断でやめました。今思えば、カウンセリングの中で彼女が主人の悪口を言うのが心に引っかかっていた自分がいました。私自身の言い分を聞いてもらって味方になってもらっていると言う感覚はほとんどなく、大好きで仕方がない主人のはずなのに、感情が制御できずに彼との関係に苦悩しているのですから、彼の悪口を一緒に言ってくれる相手なら、別に素人のママ友でも良いのです。ただ、私は彼との関係を修復したいと言う思いでカウンセリングに期待していたので、彼女の時折でる主人への悪口は正直違和感を覚えていました。 

カウンセリングを他でも探さないといけないと必死になっているときに、下記のある1冊の本に出会いました。その本が私の改善への各自な第一歩となり、今の私や家族をささえる大きなきっかけになったのです。 

『ここは私の居場所じゃないー境界性人格障害からの回復』
星和書店 レイチェル・レイランド著 遊佐安一郎監修 佐藤美奈子翻訳